初めての望遠レンズ
僕がα7 IIIに着けているのはCarl ZeissのBatis 2/40。
これ以前も35〜50mmの間の標準レンズしか使ったことがなかった。
だけど、最近は公園で動き回る娘を撮るにあたり、距離が足りなくてトリミングすることもしばしば。スナップや車を撮る時も「もうちょっと焦点距離が長かったら面白い画になりそうだな」と思うことも。
どうやらSIGMAから70-200 F2.8がそろそろ出そうだ、という噂もあり、2月くらいからレンズ欲しいレンズ欲しいと妻を交渉を始めていた。
だけど待てど暮らせどSIGMAから音沙汰が無いので(100-400が出ました)、中古でGM買ってしまうか!などと、変な勢いが出てきてしまった。
TAMRONも70-180 F2.8が発売されたばかりなので、少し気になってはいたけれど、なんとなくSIGMAの方が好みな画だったので、検討対象外だった。
そんなこんなで、いよいよGM買ってしまうか!と、意気込んで新宿のマップカメラへ。この日は妻が仕事だったので娘と二人で。西新宿あたりに車を止めると、そうそうに娘が「抱っこ」をせがむ。少しの間と思い、抱っこしながらとりあえず新品を見ておきたくてヨドバシカメラへ。
新品なんか買えないんだけど、70-200GMを試させてもらった。第一印象は・・・お、重い。わかってはいたけど、重い。重くて手振れしそう。レンズ内手振れ補正以上にブレそう。娘にレンズを向けてAFを試したところ、もちろんグーな感じ。だけど、この重量には腰が引ける。そして、この白いレンズをぶら下げて近所を歩けるだろうか。保育園の発表会に行けるだろうか。色々心配になってきた。
とはいえ、中古のGMを買うつもりできたのだからマップカメラへ行かなくてはならない。予めネットで確認していた個体を見つけるが、店内に貼られたTAMRONの70-180がやたら目に入る。とりあえず店員さんにTAMRONの評価を聞いてみたかったが、忙しかったみたいで相手にしてもらえなかった。ここは判断力のあるお客さん向けなのかな。
なんとなくTAMRONが気になってきたので、再びヨドバシカメラに。そして気づけば娘が寝ている・・・。かれこれ15キロの娘を1時間近く抱っこしていることになる。よく考えてみたら、この子と一緒に行動しながら2kgのカメラ+レンズを持ち歩けるだろうか。そもそも妻もこんな重いレンズ使えないだろう。そんな当たり前のことが今更ながらに判った。重量も価格もGMの半分以下。画質もGMに匹敵するのも知っていた。そしてヨドバシカメラの店員さんが優しい!
ということで結局、TAMRON(そしてヨドバシカメラ)。あいにくの梅雨空が続くけど、かなり良い感じ。望遠は楽ちんなので横着しそう。
カクタスで長距離ドライブ
12月の下旬、妻の実家のある神戸に行ってきた。
もちろんカクタスで。
ここ数年、神戸には車で帰省しているのだけど、好きな車を1日中運転できるので毎回とても楽しみにしている。
妻と娘も車での移動を今のところ楽しんでくれている。
初めて車で神戸に行った時はアルファ156に乗っていた。
156は(というかアルファは)ハンドルが超クイックだったので、長時間の運転はとても疲れた。レザーシートは2時間くらい座っている分には心地良かったのだけど、3時間を超えるとお尻が痛くなってきた。
帰京後に全身が凝ってしまったのを思い出す。
それに比べてルーテシアR.S.はいくら運転しても全くの疲れ知らずだった。
松任谷正隆氏がおっしゃる通りの抜群の直進安定性に加えて、何時間でも座っていられるシートのおかげで本当に快適な神戸行だった。
僕だけでなく妻もルーテシアの長距離ドライブを気に入っていた。
果たしてカクタス。
やっぱり長距離ドライブは得意科目だった。
非力ではあるけれど、走ってて不足を感じることはなかったし、高速時はしっとり重めのステアリングは運転していて疲れない。シートは柔らかめなのだけど、包み込むような感じでリラックスできる。
好みの違いはあるかもしれないけど、ルーテシア以上に疲れ知らずだった。
アクセルも加減次第で回転数も思いのまま。
ヘンテコミッションに干渉されずにグイグイ走れる。
本当に良くできたクルマだなあ・・・と何度も独言てしまった。
帰京して”ちょい乗り”ばかりになると、とても物足りなく感じるのだった。
C4カクタスがやってきた。
毎度のことながら納車日までの数週間は本当に長く感じる。
今回は契約から納車まで3週間だった。
12月初旬の土曜日、今にも雪が降り出しそうな午後、カクタスはやってきた。
これまでの納車はいずれもアッサリしたものばかりだったので、今回は不意打ちを食らってしまった。
お店に到着すると展示ブースに鎮座するカクタス。
そして花束贈呈&記念撮影。
都合により妻と娘は留守番だったので、40のおっさん1人で花束持って写真を撮ってもらった(後日、額に収まった写真が送付される)。
中古車なのにこの計らいには感激した。
ルーテシアとのお別れもそこそこに、荷物を運ぶ。
自宅の納戸を占有していた純正マフラーも無くなってスッキリ。
納車が終わり、とりあえずディーラー近くのスタバでカクタスを眺めながら遅めのランチ。カクタスにうっとりしながらコーヒーを。
ランチもそこそこに、50キロ離れた自宅へ。
慎重に運転するも、やはりETGはぎこちな。
なので積極的にパドルシフトを使うのだけど、MTモードが無いので、ETGの変速タイミングを体得しなければならない。シフトチェンジのタイミングがパドルとETGでダブったり、もしくはETGに先越されたりするからだ。
とはいえ、以前乗ってたアルファのセレスピード、フィアットのデュアロジックとかなり似ていることもあり、何とかいけそうな感じがする。
アクセルペダルの開閉とパドルのタイミングが合ってくれば、MTモード的に走れそうだ。
それなりにエンジンが回るので、けっこう走りを楽しめたりする。
パワーは無いけど、自然吸気エンジンの吹き上がりはやっぱり気持ちいい。
乗り心地は言うまでもなく素晴らしい。
直前に乗ってたルーテシアがガチガチだったので尚更だけど、カーペットの上を走っているような、そんな感じがする。
その分、ゆさゆさと縦揺れを感じるし、しっかりロールをするのだけれど、うっとりしてしまう乗り心地。
帰りに少しだけ乗った関越道では、安定感を発揮した。ステアリングは重くなり、真っ直ぐ走る。長距離も楽々こなせそう。非力だけど、パドルを使いこなせば高速もキビキビ走れる。
たかだか50キロの初ドライブだったけど、やけにしっくりくる感じがした。
今時の車にしては足りないものばかりのクルマだけど、不思議な心地良さがあったのだ。
それから1か月。
年末には東京〜神戸を往復し、既に2,000キロほど乗った。
パワーウィンドウの水切りゴムが取れてしまったり、オーディオのエラーは満載的だったり、ミッションはやっぱりヘンテコ。全て順調なわけではないけど、既に何年もこのクルマに乗っているような、そんな感じがしている。
C4カクタスに試乗(ただし助手席)
やっぱりC4カクタスが気になる。
ルーテシアの下取り額次第では乗り換えもアリかな・・・なんて考え始めていた。
1万キロちょっとで200万以下の個体は結構あるし、まだまだコンディションは良さそう。
妻も白(ブランパールナクレ)なら良いねと言ってくれた。
とりあえず見てみる?と、家族で東京近郊にあるディーラーの認定中古車を見に行った。
1.2万キロ弱で車検は半年残り。内外装ともにコンディションは良さそう。
樹脂の消耗も少なく、もしかして屋内保管?と思える。
(後日、偶然判ったことだけど、やっぱり「大切にされていた車」だった)
試乗はできないので(名義の都合上)、営業さんの運転で助手席や後部座席の乗り心地を試してみた。
キレイに舗装された幹線道路をしばらく走っているうちは特に感じることは無かったのだけど、ちょっと凹凸を感じる道では驚きの足回り。
CGTVで松任谷氏が「忍者の足」と評したのも納得!期待以上の乗り心地の良さだった!
これには妻も感動。
(今より)広い室内に娘は上機嫌。
追い金次第では乗り換えるかな、という気持ちになってきた。
ただし、ETG(自動変速モード付きシングルクラッチMT)の癖は実感できず。
MTモードが無いのにパドルシフトでどうやって操れるのか試してみたかった。
82馬力しか無いので、それなりにエンジンを回して乗ることなるので尚更に。
ちなみに日本で正規輸入されたカクタスは全て82馬力(NA)&車重1,000キロ、そしてシングルクラッチのAMT。
このスペック、そういえば前に乗っていた2気筒のFIAT 500とほぼ同じ。あれはターボだったけど。
振り返ってみれば、FIATのデュアロジック、ALFA ROMEOのセレスピードとETG的なミッションを2回経験している。実際には自動変速は使わず、MTモードで乗っていたが。
話は逸れたけど、結局のところ僕はこのカクタスを買うことにした。
ルーテシアにずっと乗りたいと思っていたけれど、この数ヶ月の間に車に求めることが変わってしまったようだ。
カクタスの購入を決めるまで、妻はほとんど乗り換えについて意見しなかった。
でも、契約書にハンコを押した夜の一言が忘れられない。
「これからの10年を考えると、今回の方向転換にホッとした」
少し遅かったのかもしれない。
ちなみにカクタスのコンセプトは「家族」。
次期愛車議論再燃
ルーテシアに乗って3年半。
事情により最初の車検は来年3月なのだけど、ざっとこれくらい費用がかかりそう。
・車検 13万円(保証期間内なのでディーラーで)
・タイヤ交換 12万(Pilot Sports 4想定)
・バッテリー交換 2.5万
・EDCオイル交換 2万
トータルで30万コース・・・。
維持する上では然るべきコストとはいえ、少し気が重い。
そんな中、最近ルーテシアに乗っていて少し違和感を感じ始めている。
最近は1人で走りに行くことも少なくなったし、行きたいとも思わなくなってきた。
峠を攻めるわけでもサーキットに繰り出すわけでもないし。
家族でゆる〜く乗っていることがほとんどなので、ルーテシアを持て余しているような感じがする。
スポーツにちょっと疲れたというか。
そんな中、気になっているのがC4カクタス。
ルーテシアの売却+予定していた車検代+αで買えることが大前提なのだけど、以下の条件に当てはまるのがこの車。
・最近のラテン車
→ 故障リスクは低いはず
・乗り心地が良い
→ 足回りのみならずシートも良いらしい
・やっぱりデザイン
→ なんと言ってもデザイン。
・機械式駐車場に入るサイズ
→ ギリギリクリア!特に全高。
後部座席も今よりは広そう。
燃費も良いらしく、15〜18KM/Lらしい。
今の倍くらい。
これで荷物をたくさん載せて旅行に行きたい。
とはいえ、乗り換えるとなると色々と面倒くさくなってくる。
ルーテシアの後付けパーツを外したり、売却先を探したり、書類集めたりなどなど。
さて、どうなることやら・・・。
カングージャンボリー2019
昨年に引き続きカングージャンボリーに行ってきた。
どうやら今年は過去最高の参加者数だったようで、入場待ちの行列が延々と続く!
10時からの記念撮影にはギリギリ間に合わず、残念・・・。
ステージ前の芝生広場にテントを広げて陣取ると、娘は大はしゃぎ!
ジャンボリーのゆるい雰囲気の中でテントを敷いてくつろぐのは思いの外に楽しかった。
特に何をする、というわけでもないのだけど、気の向くままにフリマを覗いたり、色とりどりのカングーを眺めたりしているうちに時間があっという間に過ぎていく。
ふと気がつくと、「カングー乗りたいなあ」とつぶやいていた。
何色に乗る?グレー?チョコレート?
ステッカーは何を貼る?
と、妻と妄想トークに花咲かせてみたり。
しかし、こだわって選んだマフラーやホイールを付けたルーテシアを早々に乗り換えるのはもったいない。何よりこのサイズ感がちょうどいい。そもそもカングーはうちの駐車場に入らないし。
でも、いよいよ娘がドライブを楽しめるようになってくると、眉間に皺を寄せて運転するような車はちょっと違う気がしてきた(実際はゆるく走ってるけど)。
次はフレンチフレンチ幕張。
ジャンボリーでやっと出会えたカングルミと参加しよう。
反省:スタンプラリーは頑張らない!もっとのんびり過ごせば良かった。
娘との休日
この週末、2歳半になる娘とずっと2人っきりだった。
妻は仕事柄、月に数回は泊まりの出張がある。それが土日の時も。
まだ2歳半の娘にとって、母親と数日間離れるのはとても辛い。
涙無しには仕事に向かう妻を送り出せないし、いざ寝かしつけの段になると寂しさが募り泣き出してしまうこともある。
しかし、それ以外の時間は本人なりに母親が仕事であることを受け入れようとしているし、父親で妥協しようとしている。だから僕も娘と2人きりの時間には可能な限り彼女を楽しませようと努力している。家事に追われているのが現実だけど・・・。
妻がいない休日はこんな感じだ。
午前中はゆっくり朝ごはんを食べながら洗濯したりテレビを観たりする。
お昼前に出かけて、どこかでご飯を食べ、また帰ってきて昼寝をするか、娘がお気に入りのA PITに行く。
夜は早々に夕食を済ませて就寝。
娘を寝かしつけると安堵感とともに、少し寂しさが。
もう少し一緒に遊びたかったな、という気持ちと、成長著しい娘の今日という一日が過ぎてしまったことに感慨深くなってしまうのだろうか。