日々の泡

東京の下町に住む会社員のブログ。家族とかクルマとか色々。

黄色いルノー

かれこれ2年くらい、僕はルノーのルーテシアという車に乗っている。

正確にはルーテシア・ルノースポールというグレード(ついでに加えると更にトロフィーという称号が与えられている)。

通称「ルーテシアR.S.」。

 

アルファ156の維持が難しくなってきた頃、それまでドイツ車、イタリア車を乗り継いできたので、「次はフランス車かなあ」と何となく思っていた。

 

そんな時、街でたまたま見かけた黄色のメガーヌR.S.に僕は心を奪われてしまった。

clicccar.com

 

それまでルノーと言えば、メガーヌ2のクリフカットとか、カングーとか、その程度のことしか知らなかった。

ルノー・スポーツじゃなくて「スポール」と読むとか、ニュルブルクリンクでFF最速とか、後から知ることとなった。例のFさんは「メガーヌR.S.かあ。ポルシェと追いかけっこできるね。」なんて 物騒なことを言う。

しかし何より僕にとっては、流れるような美しいデザインはもちろん、あの目の眩むような黄色がとても印象的で、特別なものに思えた。

 

その黄色が「ジョンシリウス(Jaune Sirius)」と呼ばれるのを知ったのは、ルーテシアのカタログを見たときだった。フランス語で「ジョン(ジョーン、と発音するらしい)」は黄色。「シリウスのように輝く黄色」という意味だろうか。

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*光の加減によって文字通り色々な色に見える

 

正直なところ、当初はメガーヌが欲しかった。だけど、ジョンシリウスが設定されているルノー・スポール(R.S)は「2ドア≠家族向き」、「でか過ぎる=駐車場に収まらない」ことで選択肢から外さざるを得なかった。ま、予算的にも無理だったんだけど。

それに対してルーテシアはメガーヌ同様にデザインが好みだったことに加え、「4ドア」、「ちょうどいい大きさ」ということで、次期愛車の最有力候補となった。

 

しかし、僕がルーテシアを購入した2016年当時、ジョンシリウスはR.S.の上級グレードに当たるトロフィーにのみ設定された色だった。そもそも街乗りしかしない僕にとって、スペックも予算も”オーバー”だった。

購入はかなりためらわれたのだけど、意外にも妻の後押しがあった。

 

「15年乗るなら買ってもいいよ」

 

この一言で僕は憧れの黄色いルノーに乗ることになった。